Windows 8 Consumer Preview


ようやく Windows 8 Consumer Preview をインストールできたので、覚書きです。

  1. Windows 8 Consumer Preview ISO イメージ をダウンロードします。
  2. DVD を焼いてインストールを開始しますが、途中で DVD からデータを読み込み中に必要なCD/DVDドライブのデバイスドライバーがありませんというメッセージが表示され、ドライバーをインストールしないと、先に進めない状態になりました。ちょっと古めの PC にインストールしたので、おそらく DVD ドライブの動作不具合によるものではないかと思います。
  3. そこで、USB メモリに ISO イメージを書き込もうとしましたが、4GB 以上のUSB メモリが無く、仕方がないのでありあわせのSD メモリ+SDカードリーダーをUSB で接続してブートしてみようとしましたが、SDカードリーダ自体が古くて、4GB の SD メモリを認識できませんでした。
  4. 仕方がないので、余っているハードディスクに ISO イメージを書き込んで、ブートできるか試してみることにしました。ハードディスクは、PCを開けてIDE で接続するのはめんどくさいので、IDE-USBに変換できる UD-500SA で接続しました。これ、意外に便利です。
  5. ハードディスクにブート可能な ISO イメージを書き込むのは、基本的にUSBと同じ手順になります。詳細は、こちらを参照。diskpartを使ってWindows Vista/7のインストールUSBメモリを作る
  6. 母艦PCで、UD-500SA でIDE ハードディスクを USB で接続し、diskpart を起動します。
    list diskで、追加されたディスクを調べます。
    select disk 2 (ここでは2番)
    clean
    create partition primary
    select partition 1
    active
    format fs=ntfs (fs=fat32 だとHDのサイズが大きすぎて対応できない。 fs=ntfsでも大丈夫でした。)
    assign
    メモ: パーティションは、8GB で小さめにしておきました。
  7. その後、母艦で iso をWinCDEmu でマウントして(ここではWドライブ)、追加されたHDD(G:) に、Wドライブの iso イメージを、次のようにGドライブにコピーし、ブートセクターを書き込みます。
    xcopy W:\*.* /s/e/f G:\
    cd /D W:\
    bootsect /nt60 G:
    以上で、iso イメージのHDDが完成です。
  8. その HDD を母艦より取り外し 、インストール先の PC にUSB 経由で接続します。
  9. インストール先のPCのBIOS メニューで HDD が認識されているので、Boot デバイスに設定し、起動を続けます。すると、HDDからインストールを開始し、1時間かからずに無事インストールが完了しました。
  10. Windows 8 Consumer Preview 自体は正しく起動しましたが、Messeging, People ハブを使用しようとすると、Windows ユーザー(xyz@live.comや、xyz@hotmail.co.jp )でアカウントをセットすることを推奨してきます。そこで、セットしようとすると。0x800c0019 エラーが発生して、ユーザを変更できません。このユーザーを変更できないと、Windows Update も、Market Place も実行できず、ほとんどの機能が試せません。いろいろと調べた結果、日付が正しくセットされていないことが原因でした。実は、この PC はかなり古い PC で、日付がリセット状態(2002年)になっていたためで、日付を正しくセットすると、正常に使えるようになりました。

この Windows 8 CP を 24 インチ マルチタッチモニター(Iiyama ProLite T2451MTS)で使ってみました。操作感は、こんな感じです。注意:ビデオは見苦しい場所など編集してあります。

Windows 8 Consumer Preview with 24 inch multi-touch monitor

感想

  1. これはモニター(Iiyama ProLite T2451MTS)のせいだと思いますが、画面端っこのスワイプがセンサーの関係で、なかなか認識されません。スワイプの方法をマルチタッチにするとか、感知エリアを広げるとか、設定できる機能が欲しいです。
  2. メトロ UI には、デスクトップの 24インチサイズは大きすぎます。24inch でマルチタッチ・モニターでメトロアプリを使用することはできないことはないけれど、腕が疲れてしまいます。通常、モニターは机の一番奥に置いてあると思いますが、距離的にちょうど腕を伸ばした距離にあるので、メトロUIにタッチを続けていると、腕が疲れてしまいます。逆に近い場所に置くと、モニターが大きい分、近過ぎてしまいます。メトロUIの適正画面サイズは、タブレットPCサイズから、せいぜい17 インチぐらいまでだと思います。このため、メトロとWindows 8 の通常画面の両方を切り替えて使うというシーンは、24インチサイズだとちょっと想像しにくいです。24インチ以上だと、Kinect & 音声認識 で、タッチせずに操作することが必要になると思います。
  3. 一方、Windows 8 の通常画面だと、スタートボタンがないので、最初はかなり戸惑います。スタートボタンとタスクバーは、使いにくいし、かっこ悪いと思っていましたが、いざ無くなってみると、その偉大さが良くわかります。Windows 8では、もう少し洗練させたデザインで復活させて欲しいですね。
  4. 操作性は、それほどいいスペックのPCではない(Penitum Dual 2.8GHz 2GB Mem, オンボードグラフィクスボード, 10MBps) ですが、かなりサクサク動いてくれました。一方、サンプルアプリのジグソーパズルとかピンボールなどは、チューニングされていないせいか、グラボが遅いせいか、かなり反応が遅かったです。
  5. XBox、スカイドライブ、facebook、twitter、gmail などとの連携はグッドですね。ただ、もう少し操作性、視認性のいいアプリが出てくることを期待したいです。

疑問点

Windows UI とメトロ UIは、別々のプラットフォームで、同居させる必要はないと思います。一般的な会社では、Word, Excel などの業務だけで、メトロUIに切り替えるシーンは想像できません。一方タブレットPCなら、ちまちましたWindows UIは使い物にならないでしょう。その分、必要なディスク容量とか、必要なメモリを軽くして欲しいです。そこまで割り切ると、MSは Windows を見捨てたとかいつも通りの大騒ぎになるので、同居できるようにしているんでしょうけど、思い切って別々でいいのではないかと感じます。

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